カレンダーをめくった途端、この寒さ。福富町の我が家は薪ストーブがフル稼働になりました。 さて、家具工場を退社し、しばらくは療養をしていましたが、これからの事を思うと気ばかり焦り、中々、先に進めない毎日。そんな中一冊の本に出会い、読み進むうちに長い間ぼんやりとしていたものが、ようやくはっきりと形が見えてきたのでした。それは建築設計業の頃からこれまで気持ちの隅にあったことだったのだと思います。 「ひとつの形を一人で全て完成させる」と言うなんとも自己満足なものでしたが。 それから、家族を巻き込みながら家具工房を立ち上げる為の日々が始まるのですが、やはり、すんなりとはいかない日々の始まりでもありました。・・・次回から職業訓練校に入るまで。 ![]() 「生意気なヒゲだ、・・・負けた。」 ![]() #
by wooden-mama
| 2014-12-03 22:50
| 福富町の生活
欠品だった人気のKOBONの製作にようやく入りました。24センチ角のサイズはお茶や軽食にちょうどいいサイズです。今回製作分は山桜と欅で製作しますが、あえて木材の樹皮に近い白太(シラタ)を含んだ板を使用しています。 ![]() 樹皮に近いほど反りは大きく。 ![]() しかし、反りに負ける訳にもいかず。 ![]() #
by wooden-mama
| 2014-12-02 21:25
| 製作日記
それは突然に訪れたのでした。 身体に違和感を感じた数日後、朝、まったく布団から起き上がることが出来ない状態に。わずかな動きでも激しく痛み、妻に起こしてもらう情けない始末。病院に行くべく妻に肩を借りながらよろよろと5階の部屋から駐車場に。 診察の結果、ヘルニアとのこと。キツイながらも身体を使い汗を流すことに爽快感を持っていたのですが、どうも、やり方に無理があったようです。1週間安静にした後、仕事に復帰したのですが、やはり、これは繰り返すようで勤務に支障が出てくることに。また、徐々に生産調整が進み時間外手当も無くなり、この先の不安と不満に苛立ちを感じ始めていました。結果、半年後、3年間勤務した工場を後にし、また振り出しに。 1999年の暮れのことでした。・・・ ![]() どうも、深い話らしい。 ![]() #
by wooden-mama
| 2014-11-30 20:57
| 福富町の生活
落葉がすすみ、初冬のここ福富町も数日は比較的過ごしやすく、ずいぶんと助かっています。 さて、家具工場、初日。重い鉄の扉を開けると集塵機と複数の工作機械の音が響く中、勤務する係へ歩いていくとそこは、窓もなく水銀灯の明かりのみの空間に半完成品のタンスが並んでいたのでした。正直なところ「・・・ここか。」と。 しばらくは、ひたすら付属品の組み立てでしたが、ただ、組み立てるだけでもパーツを置く位置、工具を置く位置、組立て手順の違いで生産効率に差が出ることを知ったのもこの係りなのでした。最終的に勤務から3年後に退社するまで塗装を除き、木取(きどり)、加工の現場で仕事を経験しました。その間、仕事にも慣れ、長男が生まれ、「こういうのも悪くないな。」と毎日を過ごしていたのですが。勤務から2年半を過ぎた頃、突如、身体に違和感が。と同時に家具業界に陰りが出てきたのもこの時期なのでした。 ![]() 住みたいところが山だったり、海だったり。 ![]() #
by wooden-mama
| 2014-11-28 22:08
| 福富町の生活
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