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木の家具と木の時計を作っています。生活によりそう木の家具や木の時計を作っていきたいと思っています。里山と田園に囲まれ家族と生活する古民家に工房があります。        www.minka2003.com
by wooden-mama
福富町のこと。木の家具をつくること。7
今日はここ福富町も雪が積もり、寒い朝となりました。そこで、雪の上を山羊にソリを引っ張らせてみると子供一人なら、意外にスピードが出て面白いことに。
さて、家具工場を退社したわけですが、今度は手仕事で家具製作に関わりたいと思い、広島県内で技術が学べる職業訓練校に行くべく、調べてみると1年制の家具製作の訓練校(現在は無し)は年齢制限があり、半年コースのインテリア系に行くことに。しばらくは片道、車で1時間の距離を通学していましたが事情あって途中で辞めることになり、また、振り出しに。この時はまだ、広島県外の訓練校に行く事など考えてもいませんでしたが、本などを読む内にやはり技術を学ぶには1年制の訓練校が近道であることがわかり、そうなると県外しか選択肢はなく、家族の生活もある中、すぐにとはいかないのでした。そこで、仕事をしながら訓練校を調べ、時期を待つことにしたわけですが、つぎに入った会社は木材加工ではなく金属加工の農業機械メーカーでした。そこでは、梱包から入り、組立、加工、溶接、資材管理、そして最後は開発と様々な経験をし、これはこれで面白いところもあったのですが、それ以上に家具製作を学びたい気持ちが大きくなっていきました。訓練校については、県外の何校かに手紙や電話で訓練内容を聞き、最終的に長野県の訓練校に絞りました。入校に際しては試験(国語、数学、適性検査、面接)があり、倍率も2倍という当時30代半ばには少々、賭けに近いところもありましたが、問題集を買い準備を進めていきました。
入社から9か月後、訓練校と住環境の確認の為、有給を取り一人夜行バスで長野に出発したわけですが・・・。


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                     この空の色に言葉もなく。

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                    しかし、ワラの上は気持ちよく。

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# by wooden-mama | 2014-12-13 22:47 | 福富町の生活
山桜と欅のKOBON3
ここから、手の当りが良い様に各部の面取りを行います。

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                      直線部はカンナを使い、
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                  コーナーの曲線は小刀を使います。
                  その他の角はノミを使い仕上げます。
         やはり、サンドペーパーよりも早く、きれいに仕上げることが出来ます。
山桜と欅のKOBON3_e0148633_2119266.jpg

                    左は面取り前、右が面取り後
山桜と欅のKOBON3_e0148633_2120326.jpg

                 これで木地が仕上がり、塗装へと続きます。

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# by wooden-mama | 2014-12-10 21:34 | 製作日記
山桜と欅のKOBON2
寸法通りの板に切断後、完成後の木目を考慮し、掘る作業に進みます。その後、手を掛けやすい様に側面を斜めに加工します。板により堀りの作業後、かなり反る場合もありますが、今回は大丈夫です。

山桜と欅のKOBON2_e0148633_2051536.jpg

                    これから内側を仕上げます。   
山桜と欅のKOBON2_e0148633_20512214.jpg

                   側面四方にかんなを掛けています。
            わずかな仕上げもサンドペーパーよりも早くきれいに仕上がります。

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# by wooden-mama | 2014-12-07 21:06 | 製作日記
木のデスクを選ぶこと2
デスクのサイズ(今回は学習机の場合)ですが、通常、幅は90センチあれば十分ですが、奥行きは目の前の本棚の有無で若干異なり、本棚有りが70センチ程度、本棚無しで60センチ程度でしょうか。デスク上をすっきりと使うのであれば本棚を別にしデスクにはデスクライト、鉛筆削りの2点のみ置く様にします。引出しも深さは浅めのほうが入れすぎることもありません。大人ですら物の整理は大変なのですから、子供はなおのこと。高さは70~72センチ程度が標準であり椅子の高さを調整していきます。この場合椅子の座面同様、足置きの高さも調整できるタイプが足に負担も少なく良いと思います。あとは設置する部屋の壁、窓の大きさを参考に検討します。いずれにしても、物を増やさず、すっきりと使うのであれば、デスクはシンプルなタイプとし、成長に合わせて収納を増やして
いくほうが良いでしょう。

木のデスクを選ぶこと2_e0148633_22131552.jpg

                膝上の空間の差で左右2センチ差があります。
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                  引出しの構造、取手の形も様々です。
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                     いずれも山桜で製作    

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# by wooden-mama | 2014-12-05 22:25 | 木の家具の選び方
木のデスクを選ぶこと1
12月となり、そろそろ新入学のデスクの季節となりました。そこでデスクを選ぶ上で少しでもご参考になればと思います。
1.デザイン 2.価格 3.耐久性の3点が主な検討事項になると思いますが、1回目はデザインから。
最近は様々なタイプのデスクがありますが、その多くは量産加工が前提のものであり、大人が使うことは少々、難しいのではないかと思います。本来、成長してからの方が学習時間が増えるのですからやはり、先を見越して大人に近い物の選び方をした方が長く使えると思うのですが。また、デザイン=かたちと思われがちですが、本来、形はもちろんのこと構造や使い勝手も含まれます。次回はデスクのサイズについて。

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# by wooden-mama | 2014-12-04 21:51 | 木の家具の選び方