昭和初期の和ダンスの金具です。 材質は多くは真鍮、銅製で若干の腐食も見られますが、錆びる事もなく現在の使用にも 問題ありません。 写真上、左より下り2種、引手、箱取手、棒通し、引明(カギ穴)と言われるものです。 和家具の金物は非常に種類が多く形状により更に詳細な品名となります。 以前、修理依頼があった際に同等品を京都より取り寄せた事がありますが 現在製造されているものでも違和感なく取付けることが出来ました。 ある種の規格の上で現在も製造されている為と思われます。 生活様式も変わり、和家具を見かけることも少なくなりましたが、 精巧に作られたこの様な金物を現代の家具に組み合わせていく事も 製作者の役目かもしれません。
by wooden-mama
| 2009-03-21 04:28
| 古材 アンティーク
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