直径1000ミリの丸テーブルです。
もう５年以上のお付き合いのお客様のお宅へ納めに伺いました。
納屋をリフォームされたご自宅の土間におくどさん（かまど）を据え、毎日刃釜でご飯を炊いているという話をお聞きしていたので、是非、写真を、と思っていたのに、カメラを忘れてしまいました。残念。
それは素敵なおくどさんでした。
いえおくどさんだけでなく、陶器の電気のスイッチ、チクタク懐かしい音のする振り子時計、ダイアル式の黒電話・・・あげればキリがないのですが、何とも心の落ち着く空間なのでした。


お客様宅の軒先の風鈴の音を耳にした瞬間、うちではまだ風鈴を出していないことに気がつきました。
もう少し気持ちに余裕を持って暮らしたいな、と改めて思いました。
慌てて押入れから出した風鈴が、今「チリリン」と涼しげな音を響かせています。